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機種

SONY α NEX-F3

NEX-F3

APS-Cセンサー(23.5x15.6mm)搭載のレンズ交換式カメラ。いわゆるミラーレスカメラでレンズはSONY Eマウントレンズ。

NEX-3系列のグレードでSONY Eマウントカメラでは最下位に位置するのカメラの三世代目。 ただ、最下位とは言いつつも、一つ上のNEX-5系列に一番近づいたモデルで、フラッシュ内蔵しながらスマートアクセサリターミナル2を搭載しているなど、 上位のNEX-5系列よりも優れている部分もあります。他にも、自撮りモードや1080p動画などを搭載しています。

電池のもちもEマウントミラーレスシリーズではトップクラスのもちで、かなりの枚数を撮影できます。 ボディがコンパクトなのでSEL20F28などのパンケーキレンズを付けたら、大きめのポケットに入っちゃっていいスナップカメラになります。 私のは、グリップにパテを盛って少し握りやすく改造してありコンパクトとはいえ、程よいグリッピングになっています。

Eマウントはフランジバックが短いので、他社の大抵のレンズがアダプタ噛ませてマニュアルフォーカスで使えるのが強みです。 光学ファインダーの一眼レフとは違って電子ビューファインダーや背面液晶を常時使う仕様ですので、露出の目安や、ピント拡大など使用でき、他社レンズのマニュアルフォーカスも難なくこなせます。 APS-Cセンサーで昔の35mmフィルム用レンズを使用すると焦点距離1.5倍相当の画角になりますが、マイクロフォーサーズの2倍相当よりはるかに使いやすいです。 フィルムカメラ用のレンズは中古で安く買えるのでいろんなレンズを楽しむ方にはオススメです。

NEX-6を買ってからは、パテを剥がして予備機にしています。

SONY α NEX-6

APS-Cセンサー搭載のEマウントミラーレスカメラ。上記のNEX-F3より上位のモデルでEVFを搭載しています。

NEX-5クラスより上でNEX-7クラスより下という微妙なグレードのカメラですが、NEX-7よりも後に出たこともあり、 JIS互換のマルチインターフェースシューを搭載するなどして、意外と使い勝手はいいです。NEX-7でよく誤操作する録画ボタンも、 多少押しにくくなっているなどしていろいろなところで改良されています。UIはNEX-5クラスと似ていますが、物理的なモードダイアルが付いているなど、 使いやすさは向上しています。ボディの最薄部はNEX-F3より薄いこともあって実質NEX-F3に対しては上位互換に当たります。

後継のα6000などではUIがα7寄りになってもっとカスマイズできるようになっているため、それに比べると使い勝手は良くないですが、 α6000ではオミットされた水準器があったり、ボディがマグネシウム合金だったり、ファインダーの解像度が高かったりで高級感は上です。 (ちなみにがファインダー自体はα6000の方が光学系がいいので低解像度とはいえ見やすい気がします。)

オールドレンズを使う上ではNEX-7やα6000より画素ピッチが広い為、色かぶりとかあまり発生しないようです。 中古価格も結構安いので、オールドレンズ始める人には結構おすすめかもしれません。

SONY α7 ILCE-7

フルサイズセンサー(36x24mm)搭載のSONY Eマウントミラーレスカメラ。庶民向けの初めてのフルサイズミラーレスカメラです。

フルサイズセンサーはAPS-Cの2倍以上の面積を持つセンサーのため、同じくらいの画素数だと、 1画素当たりの面積が広いため、光に対する感度が良く、暗いところでもノイズの少ない写真が撮れます。 また、レンズは同じF値、同じ距離での撮影なら焦点距離が長いほどピントの合った前後がボケますが、 フルサイズはAPS-Cと比べて同じ画角にすると焦点距離が長くなるので、背景をぼかす写真などが撮りやすいです。 (APSCの50mmとフルサイズの75mmはほぼ同じ画角)

このカメラが注目される一番の理由は、フィルム時代のレンズがそのままの画角で使用できるという、オールドレンズファンにとって待ちに待った機種だからです。 多くのカスタム可能なボタンと程よいサイズでNEXシリーズよりもMFがしやすく、オールドレンズを使う上でここまで使いやすいシリーズは2015年現在まだ他にありません。 フルサイズセンサーを搭載したカメラでは圧倒的な軽さで、他社のフルサイズ一眼レフよりも200g以上軽く、また薄いボディから高い可搬性を誇ります。 ついでに、フルサイズセンサーを搭載したカメラの中で一番安く、フルサイズ入門機としての側面もあります。

旧NEXシリーズと比べると、MモードでISOオートが使えるため、シャッター速度と絞りを固定したまま自動露出での撮影ができるなど、 望遠も含めたオールドレンズを使う上でこの上ないほどのいい機種です。
ただ軽量化の弊害でレンズマウント部分がやや弱く、重いレンズをつけると多少たわんだりと強度面では多少弱いです。 (後に発売された高感度番長のα7Sでマウントが強化されました)
いろんなレンズを安く楽しみたい人にとって、これ以上のカメラは無いでしょう。

とは言っていたものの、後継機が更に素晴らしかったので買い換えて、これは父の手に渡りました。

SONY α7II ILCE-7M2

α7II

上述のα7のボディを強靭にし、グリップを持ちやすくし、更にどんなレンズでも手ぶれ補正が効く強力なボディ内5軸手ブレ補正機構を搭載して、ちょっと重くなったカメラです。

α7の弱点と言われていたマウントの弱さやシャッターボタンの位置、シャッター音などが改良され、目立った弱点の無いカメラになりました。 手ぶれ補正はフィルム時代のオールドレンズでも強力に効き、焦点距離300mmのレンズでも1/60のシャッター速度で手ブレなく撮れたりします。 (手ぶれ補正の無いカメラでの手ブレしないシャッター速度目安は「焦点距離分の1」と言われています) フルサイズセンサーを積んだミラーレスでボディ内手ぶれ補正は世界初です。(実質ソニー以外フルサイズミラーレス出してないので当然といえば当然ですが)

他に細かいところでは、AF高速+高追従、高ビットレートのXAVC S+高ダイナミックレンジのS-Log2動画対応、LA-EA3での像面位相差AF対応(アップデートで)、カスタムボタン増加など、初代から様々な部分で改良されています。 その分値段は2014年末で6万ぐらい差がありますが、α7Sと並び最強のオールドレンズ向けカメラといっても差し支えないカメラです。 オールドレンズの話ばかりしていますが、FE55mmF1.8ZAなど非常に優れた純正レンズもありますよ。 何にせよレンズ遊びするなら最高のカメラです。

この後、モンスタースペックの裏面照射4200万画素のα7RIIがでて、更にオールドレンズが使いやすくなった模様です。 (短バックフォーカスの色かぶりほぼなし、ISOオートの最低シャッター速度変更可能など)

SONY α7RIII ILCE-7RM3

α7RIII

裏面照射型CMOSセンサー4240万画素で秒間10連写できるフルサイズミラーレスカメラです。

『ゲームチェンジャー』ことα9と同世代のBIONZXやフロントLSI、EVF、タッチパネルなどを備え、 NikonD850の直接のライバルとなる高次元バランス機で、ピクセルシフト合成などの飛び道具も備えたソニーらしい機種です。

ソニーはα7シリーズを出してからプロの意見をよく聞くようになり、前モデルの弱点を潰し、 操作性を大きく改善した非常に使いやすいものとなっています。

αシリーズとして新しい要素としては、USB Type-C(3.1)の追加搭載やピクセルシフト合成、4K HDRガンマ、プロキシ動画の対応などです。

改良点としてはα9で取り入れられた多くの改良点と、タッチパッドによるフォーカスポイント操作、手振れ補正の効果向上(5.5段相当)、 メカシャッターと電子シャッター両方で秒10枚の連写可能、コントラストAFのポイント増加やAF速度の向上などです。
その他にも細かな部分でいろいろな改良があります。

α7II比では進化しすぎてて、別物という感じです。
グリップもより持ちやすくなりましたし、バッテリーのもちがすごく延びました。 オールドレンズを使う上では裏面照射になったことでバックフォーカスの短いレンズでも色かぶりが大きく低減されたのはかなりいい点ですね。

他社フルサイズから移行するなら良い選択肢だと思います。

Nikon D300

D300

これが出た当時は、ニコンDXフォーマット(APS-C)でのフラグシップ一眼レフでした。当時20万を超える価格帯でしたが、 私が中古の美品で28000円ほどで購入できたほど、今はお安くなっております。 α7シリーズでレンズ遊びしてたら、AFのNikkorレンズが増えてきたので、ニコンのカメラもあったほうがいいかなぁと思って中古で安かったため買いました。

このカメラはフラグシップだっただけあり、非常にしっかりとした作りと操作性をもち、1200万画素のセンサーは2015年現在でも不足を感じさせません。 また、視野率100%のファインダーとバッテリーグリップで乾電池使用時の秒間8枚の連射は今でも良好な性能といえるでしょう。

オールドレンズとしてはAiレンズ以降のMFレンズを使用できます。9つまで焦点距離とF値の組み合わせを登録でき、レンズの絞り環による自動露出撮影が可能です。 ただ、視野率100%とはいえ、APS-CですのでMFレンズの使用はなかなか骨が折れます。MFレンズを使うならフルサイズ機を買うかピント拡大できるEVF機の方がいいでしょう。

使う機会が少なくなったので、父の手に渡りました。

Nikon D700

ニコンのミドルクラス初のFXフォーマットの一眼レフカメラです。 D300使っていたのでバッテリーグリップが併用でき、フルサイズでニコンレンズ使えるので中古で安かったため買いました。

このカメラはD3と同等のセンサーを使っており、高感度性能がよく、α7IIと比べても画素こそ少ないものの同等のノイズ耐性を持っています。 また、バッテリーグリップ使用時にD300ではできなかったRAWでの秒8コマも可能です。そのかわり、ファインダーの視野率が100%ではありません。

オールドレンズもD300同様に使えて、かつフルサイズで撮影出来ますが、スプリットの無いデジイチのファインダーでピント合わせはけっこう大変です。 ピント精度を気にしないスナップならありですが、ボディが重すぎます。 あと一応ライブビューができるようになっていますので、背面液晶で拡大フォーカスは可能ですが、α7IIと比べると使いにくい事は否めません。

重たいので普段はあまり持ち歩きませんが、動きモノを連写する際はこれに80-400とかを付けて持っていきます。

α7RIIIを買ってからサブ機としてもあまり使わなくなったのでドナドナしました。

Nikon FE

ニコンのフィルム式の電子シャッターカメラです。 電池がなくても非常用の1/90秒かバルブのメカシャッターで最低限シャッターを切ることができます。 非AiレンズでもAiレバーを倒して使用できる為、多くのオールドレンズを使用できますが、ミラーアップ出来ないためミラーアップが必要なレンズは使用できません。

シルバーモデルを持っていますが、洒落たデザインで使い勝手も良好です。 巻き上げレバーが電源スイッチになっている為、電源の切り忘れが起こりにくいのもいいデザインだと思います。 取り立てて優れた部分はありませんが、全てバランス良く揃っている感じです。 スプリットファインダーなので、速やかにマニュアルでピントをあわせる事ができます。

親がAi Nikkor 50mm F1.4をジャンクで発掘した際に付いてきたボディをもらいました。 モルトを張り替えたら特に問題なく(微妙にミラーが鳴るけれども)動作しています。 これを買うまで手動巻きのフィルム一眼は使ったことが無かったのですが(α世代なので)、 なかなか楽しいもので、リバーサルフィルムとかで撮影したりして楽しんでいます。

Nikon FM10

FM10

ニコンの機械式フィルムカメラです。コシナが製造したOEMです。 電池がなくても撮影ができ、電池を入れることで露出計を利用できます。 FEに比べるとプラスチックとアルミダイキャストを使っているのでかなり軽いですが、その分少し安っぽいです。

裏蓋やグリップがプラスチック製で、ジャンクで購入したときは加水分解しててベトベトでした。 重曹水でこすることでスベスベになりましたので無事使えるようになりました。

貴重な機械式カメラで電気的故障をあまり気にしなくてもいいので長く使えそうです。

Minolta α-9

ミノルタのフラグシップAFフィルムカメラです。 1998年発売で、1/12000シャッターやステンレス製ボディ、 視野率100%の見やすいファインダーなどフラグシップにふさわしいカメラとなっています。

中古で購入しましたが、SSM非対応な以外は特に問題のない個体で、使用感も大変いいです。 欠点はとても重たいことで、SAL135F18Zをつけると2kg近くになります。

電池がリチウム電池CR-123Ax2で結構高いですが、パワフルにAFするのでこれくらいの電池が要るのがわかる気がします。

Contax G1

G1

Contax GマウントのAFレンジファインダー風フィルムカメラです。 レンズから生えてきました。

レンズのピントがファインダーで確認できないうえ、レンジファインダーのように二重像も出ないので、 AFしたあとにピントが合っているかがファインダーで判らない独特のカメラです。 レンズ交換式コンデジという感じのカメラですね。 高級感のあるボディと素晴らしいデザインで今なお古臭さを感じさせないです。 カルト的人気を誇るBiogonなどを使えるのが良いですね。